第228章 この石は、俺はいらない

調達部長もあたりを見回し、言った。

「この辺の屋台で石を買ってるのは、よそ者が多いみたいだな。でも地元の人間もいる」

「地元なのに、ここの“からくり”が分からないの? なんでのこのこ金を捨てに行くのさ」

「分からないわけじゃない。ただ、それでも当たりを引きたくなるんだよ」今井爺さんが肩をすくめる。「ここの石は見た目の出来がよくないのが多いが、それでも稀にとんでもないのが出る。去年なんて、観光客が屋台の端で適当に買った一個からインペリアルグリーンが出てな。一晩で成金だ」

「賭け石は誰にも100%なんて言えない。市場に弾かれた石でも、極上が眠ってることがある」

「地元の連中も、こういう...

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